いつかの下書き。
こう、と決めて
それに向かって生きること。
鍛錬。武士のような生き様。
そんな姿に憧れる。
それが、正しく格好良い生き方だ、と、
私は思っている。
脳みそに染み込んだ凝り固まった考え。
だから、がんばれ、
がんばれない私はだめだって
何度も思う。
しかし、決して、それが私を勇気づけ、奮い立たせてくれることはない。
ただ、ひたすらに、お前はダメなやつだと、
刷り込んでいく作業。
そのうち、褒められても、自分が受け止めることができないから響かないようになっていた。
なんで褒めてくれるのか、信じることができない。
そういう人、多いんじゃないかな。
日本人は謙虚な人が多いっていう。
謙遜。
苦しい。
けれど、周りは思ってるよりずっと優しい。
私が答えを出せなくても、
相談した人たちも考えてくれていて、
知らないところで手を貸してくれていたりする。
時間も、問題を癒してくれたり、
私の考えを緩めてくれたりする。
早急に焦って、無理やり搾り出そうとしたって、カスみたいなものしか出てこなかったりするのだから。
大きく吸って、大きく吐き出せるように。